ホテルから依頼された、アルマーニのニットです。コーヒーを掛けてしまいホテル側で一度洗いをした物を持ち込まれました。レースの様に薄い生地部分があるので、注意しながらの作業になります。
コーヒーはミルクや砂糖が入っている場合があるので、油性処理からはじめて脂肪分を落とします。
その後、洗剤などを使用し水洗いをしてコーヒーの成分を除去して行きます。
最後に、コーヒーの色素が残ったため、漂白剤で色素を落として完了です。白物の生地で色が褪色はしませんが、年数が経っていてヤケや汚れがキツいものなら、シミを落とした所が周りより綺麗になり、目を剥いてしまうので、全体の洗いや漂白が必要となってきます。