シルクのブラウスですが、左袖から背にかけて色が薄くなっています。いわゆるヤケている状態です。

 ヤケ（退色、黄変）は簡単に言うと、紫外線やガス・汗によって化学変化を起こしたものですので、様々な状況が考えられます。

 画像で見られるように、今回は色が薄く退色している状態になっています。　

丸洗い（ドライクリーニング）したあとヤケの箇所を洗浄してから、色補正をし修正しました。

 今回の事例は、ハンガーにつられた状態で保管されていたもので、蛍光灯の光によってヤケたものと考えられます。

ヤケの状態で素材・濃い色・漂白を伴う変色によっては、再生が難しいものもあるので、おしゃれ着はアフターケアはもちろんですが、保管にも注意して下さい。