2020年9月29日
画像は、衿が変色した着物です。広衿なのでお召しになるときは、半分くらいに折って着用するため、肌と触れ合う折山に皮脂や汗による変色が出ています。
加えて衿の上下で色味の差があるのは、光によるヤケが原因です。
まず、変色部分を油性・水性分を落とすため洗浄していきます。今回は、漂白しなくても染料で補正することで直すことができました。ヤケに関しては元色に合わせると、身頃との色の差が出るのでボカシながら修正しています。