2024年1月5日
着物の柄場にほどこされた金彩ですが、よく見ると所々に剥がれている箇所があります。
今回は、軽度な状態なので接着剤に金粉を混ぜてペースト状にしたものを、筆で補修します。
金彩の補修では、金や銀の他多彩なものがあるため色目を合わせることが難しく、箔や砂子など直し方も多数に及ぶため、重度な補修をする場合には金彩屋さんに依頼しないといけない事があります。
補修した所としていない所が角度により色味が違うなど奥深さがあり、単に金を塗れば完了とはいきません。