遅くなりましたが、見学を終えての感想です。
織帯の行程を見学させてもらい、手織りと機械織の特徴を聞かせていただくことに。簡潔にまとめますと。
手織りは異なる太さや・質感の糸を織り込むなどして自由がきくが、手間がかかり価格が高くなる。
機械織は均一な加減で織り込むため、同じ糸でないと上手くあがらないが、時間を短縮でき価格が安くできる。
もし同じ帯をそれぞれで織った場合、どちらが良いものなのかは、消費者に託されることなどだと。価格が高い・安いワケを知っておくこと、又は知らせることが前提にあるのだと。
このことは、着物の「お手入れ」にも置き換えられると思いました。お手入れの価格もお店により様々ですが、最終的にはお客様が納得するお店を選択なされば良いのです。但し、内容を吟味することが大切です。
この見学では染織の継承の課題も考えさせられましたが、改めて自分の仕事をアピール(内容を伝える)することが大事なのだと、認識することができました。