ジャケットの衿にシミがあり、お客さまが漂白をされて変色してしまったと、持ち込まれました。

まずは、薬品が残らないように水洗いをした後、白場のストライプが黄変しているので、漂白作業をしました。

 思ったより、黄変が抜けずまだ黄みが残っていますが、しつこく作業を繰り返すことで、周りの地色も抜けて行き色補正が難しくなるので、このまま次に進みます。

 黄みの箇所をボカシたあと黄みを色で抑えて紺地の補正をして完了です。

紺地の補正は、赤みを活かし青みを足すことで直すのですが、今回は白糸と紺糸で織られているので、気をつけて乗せないと白糸が青くなり過ぎると、補正した箇所がシミのように見えるので、バランスが肝心です。

お召になれる程度にら仕上がり、ホットしました。