2022年10月12日
衿にヘアカラーがついたと持ち込まれた着物です。
まずは、油分を落とすためにシンナーなどの有機溶剤を使って処置します。
あまり変化しなかったので、過酸化水素を用いて漂白して行きます。
カラーの濃い部分が残りましたが、何度か漂白を繰り返して落とすことができました。
最後に、染料で色補正をして完了です。
今回は付着した範囲が小さかったですが、広範囲になると色補正もたいへん手間がかかる作業になります。